2016年8月29日月曜日

SEEKERS OF THE TRUTH - interview




PRIMAL AGE Japan tour 2013で、Mistyの代役で来日したSylvainの本業バンドSEEKERS OF THE TRUTH。

1988年にSHIT HAPPENS名義でスタートしたというから、重鎮感ハンパない。
彼は承知の通り、PxAのThierryとABSONEを結成、一方2006年のSOTT復活作"tinman"に於いては、PxAのDimitriにベースサポートしてもらったりと、PxAとの関係性が非常に深い。

先程SOTTが、Useless Pride Recordsから"oldskull revenge"をリリースしたので、PxAやABSONE周辺についても聞いてみた。




PR> はじめに、SEEKERS OF THE TRUTHの結成経緯を教えてください。
Sylvain> Xavと俺とで1988年の12月に結成した。結成以前、彼はベーシストとして、俺は別のバンドでドラムを叩いていたんだ。
お互いのバンドが結合し、punk/hardcore styleの曲を作り始めた。ファーストギグはその5ヶ月後で、俺たちはまだ17歳かそこらだったかな。

PR> それって、SHIT HAPPENSだよね?
Sylvain> そう。でも頻繁に名前を替えてたね。毎月のように…。
SHIT HAPPENSは、rock/punkバンドに有りがちな名前だったから、混乱を避けるために、Lost & Found Recordsと契約した際に名前を替えたんだ。
バンドを始めた頃は、CRO-MAGSにすごく影響されていたから、彼らの曲名から取って、SEEKERS OF THE TRUTHに改名することにした。

PR> 他に影響を受けたバンド、SOTTがルーツとしているところは?
Sylvain> punkとmetalの中間的サウンドが好きで、DRIやDISCHARGE、CORROSION OF CONFORMITY、THE EXPLOITED、CRYPTIC SLAUGHTER、GBH、SOD、SLAYERといったバンドをよく聴いていた。
それからMINOR THREAT、SICK OF IT ALL、NO FOR AN ANSWER、UNIFORM CHOICEなんかを知ったんだ。
俺らの曲で、キッズがシンガロングするようなエネルギーを感じさせたかったし、すぐに彼らに共感することができた。




PR> 最新アルバム"oldskull revenge"のエンジニアとして、Nicolas Declèveを迎えているけど、彼との作業はどうだった?Kortrijkで実際に会ったけど、いろんなバンドを手掛けているよね。
Sylvain> 新しい音源は、もっとパワフルかつ熱情的に、そして率直なold school styleに回帰したかった。アルバムには12曲収録している。
拠点のLyonでレコーディングし、地元のバンドに頼んでシンガロングを入れてもらった。
Nicolasに関しては、Goodlife RecordingsのEdwardからの紹介だよ。彼はまじめで、何より俺らのファンでいてくれたんだ。
だから、ためらう事なく彼にコンタクトを取った。俺らの細かい要求に応えてくれて、ベストなマスタリングをしてくれたよ。俺たちの望んでいたものに仕上がったし、彼に頼んで良かったと思う。
今度南フランスで、俺らのショーの時に彼と会うことになっているから楽しみにしている。

PR> 地元のLyonにはどんなバンドがいる?hardcore sceneについても教えて。
Sylvain> Lyonには、Riot ShowsやLyon Hardcoreといった多くのショーがあって、ヨーロッパ中のバンドからUSまで、良質なバンドを見る事ができるんだ。
また、EIGHT SINSやSPLIT THE ATOM、THE AMSTERDAM RED-LIGHT DISTRICT、FOR THE LIONS、YODA RISING、SWINE PUNCHなど、多くのバンドが活動している。
Warmaudioは、hardcore/punk/metalバンドにとって、ベストなアクティブプレイスだよ。
練習するスタジオもあって、ここで今回レコーディングしたんだ。

PR> 最新作のリリース元であるUseless Pride Recordsはどんなレーベルなの?
Sylvain> ALEA JACTA ESTのギターOlivierが運営するレーベルだよ。
ニューアルバムの音源をいろんなレーベルに送った中で、一番最初に返事をくれたんだ。
彼は、Tシャツやフーディー、キャップにプリントする会社を持っているから、マーチャンを作るのも都合が良かった。すごく満足している。
9月、10月には彼のバンドや、Useless Pride Recordsのバンドとライブをする予定だよ。
 

SEEKERS OF THE TRUTH - "behind the scenes"


PR> Sylvainは、PxAのメンバーとABSONEを結成していたけど、その間SOTTは活動していたの?
Sylvain> 1999年にPxAのThierryとABSONEを結成した。SOTTは活動休止状態だったから、ABSONEにすべてのエネルギーを注ぎ込んだよ。
それからの展開は早く、split 7ep(w/ DECONTAMINATE)、Sobermind Recordsから"a last kiss before"をリリースすることができた。
ヨーロッパ各地でプレイしたけど、驚くほどフランスでのライブは少なかったんだ。ベルギーやドイツ、スイスといった海外でプレイできたのは光栄だったし、いい経験にもなった。
ただ、俺らはstraight edgeバンドだったんだけど、vegan hardlineだと思われていたようだ…。
でも2003年に、俺は新しい仕事で引越さないといけなくなって脱退したんだ。ABSONEはしばらく活動していたけど解散し、それからPxAとして再び活動を始めたようだよ。

PR> ABSONEにPxAのDimitriも加入していたよね。後期はDidierが歌ってるし。
Sylvain> そうだよ。split 7epの時は、また違うメンバーだったけど。
Jayが最初のシンガーで、ex PxAのギターSebastienがベースを弾いていたんだ。Jayは、別のバンドが多忙になった理由で辞めていった。
セカンドシンガーはDavidで、MCDの"a last kiss before"では彼が歌っている。その数ヶ月前にSebastienが辞め、Dimitriが加入したんだ。それからいくらかのショーをした後、Davidが脱退してDidierが加わった。
 

ABSONE - "deathblow"


PR> PxAのニューEPのレコーディングに、Sylvainも参加したみたいだけど?
Sylvain> 3曲とも作曲に参加したから、レコーディングに呼ばれたんだ。距離があって、なかなか会えないから再開できてうれしかった。彼らの新譜をもうすぐ聴くことができると思うよ。

PR> PxAにNOBODY'S STRAIGHTのギター2人が加入したよね?
Sylvain> NOBODY'S STRAIGHTから加入したのはFloだけだよ。セカンドギタリストで加入したBenoitは、バンドの中で一番若い。
 

PRIMAL AGE - "a fire consumes my heart" 
 
 
NOBODY'S STRAIGHT - "rien ne change"


PR> SylvainがPxAのヘルプで来日した時、受けたJapanese hardcore sceneの印象はどうだった?
Sylvain> LOYAL TO THE GRAVEやCHERISH、SLICK SCRATCH(元シンガーSaraが、俺らの新譜の"imperfections"で歌ってくれている)、CRYSTAL LAKE、DEACON、LEOPARD EYES等、いいバンドを知る事ができた。
また、ヒロのレーベルや彼の運営する渋谷のレコードショップも知っている。
ほんとに日本が好きだから、またバンドか何かで行ける事を望むし、招いてくれたことにすごく感謝しているよ。

PR> 最後に何かありますか?
Sylvain> ドウモアリガトウゴザイマシタ。
ニューアルバム"oldskull revenge"と、もうすぐリリースされるPxAのニューEPを是非聴いてほしい。
hardcore/metalシーンをサポートしてくれる、すべての日本の方々に感謝します。


https://www.facebook.com/seekersofthetruthhardcore
https://seekersofthetruth.bandcamp.com/album/oldskull-revenge
http://xabsonex.bandcamp.com/


ABSONEのbandcampを作ると言っていたから、そのうち見れるようになると思います。



: my collection :
 

2016年8月1日月曜日

Florida hardcore scene - Ⅲ




1995年、John WylieとLouie Longが、CULTUREを脱退したDamien Moyalを誘って始めたのが、MORNING AGAIN誕生のいきさつになる。
デビュー作Conquer The World Recordsの"the cleanest war"、さらにIntention Recordsからの7epを収録した"hand of hope"が、Goodlife Recordingsからリリースされると、破竹の勢いで各国での知名度を上げていった。

さらに結成間もない1996年、JohnがNIGHT OF BROKEN GLASSなるプロジェクトを始動。1年程と活動は短かったが、Damien脱退後のスプリット(w/SHOULDER)以降、このNOBGのギターKevin Byersをシンガーとして迎え入れたことを踏まえると、貴重な経歴となっていることがわかる。
確かに、Damien在籍時の初期MORNING AGAINは、CULTURE在りきでかつ延長線上にあり、Kevin加入後の中後期の方が一般的な認識は高いのだろう。

どれだけのバンドがカバーしたかわからない粒揃いのラスト作、Revelation Recordsからの"as tradition dies slowly"は、emotional new schoolのバイブル的域まで達している。
この音源含め、LP×2枚分に収められたディスコグラフィが、2015年にDemon Run Amok Entertainmentからリリース。アートワークはDavid Quiggleが担当。


MORNING AGAIN - "July 23, 2015"
 

NIGHT OF BROKEN GLASS - "gone without love"
 




ちょっと時系を戻すが、1996年にMORNING AGAINのDamienとJoseph Simmonsは、ex CRESTFALLEN、BRETHRENのメンバーとBIRD OF ILL OMENを始める。
しかし、すぐにShane Postへボーカルチェンジしていて、Damienが歌っている音源は実は存在しない。
ライクUPHEAVAL、BLOODLETのchaotic metal hardcoreに、emotional hardcoreの要素を兼ね備えた"self,dare you still breathe?"。これは、Johnの運営するEulogy Recordingsのファーストリリースとしても広く知られているかと思う。

このBOIOが解散した1999年に、Thomas Rankineは前回触れたCRUCIBLEを結成。


BIRD OF ILL OMEN - "live at Churchills Miami"
 


一方、BOIOを脱退したDamienは、AS FRIENDS RUSTへと活動の場を移す。BOY SETS FIREにも通じるサウンドは、Doghouse Recordsとの契約も必然的に思えた。

後にThomasとJosephが加入し、大半がBOIOのメンツで占められるのだが、徐々にDAG NASTYや同郷のHOT WATER MUSICライクに変化していったのは意外だった。結果、melodic/post hardcoreの支持層をも取り込むことになる。

2002年に一旦は解散するが、2011年にリユニオン、Japan tour 2014(w/ENDZWECK)も記憶に新しい。


AS FRIENDS RUST - "coffee black"





スプリット(w/ PROMISE NO TOMORROW)を出していたAN ACRE LOSTの中心メンバー、Aryeh LehrerとRyan Primackによって1997年に結成されたPOISON THE WELL
Duane Hoseinが加入し、ツインボーカル体制となり、"distance only makes the heart grow fonder"がリリースされると、レーベルメイトSKY CAME FALLINGと共に注目を集める。
この1stEPは、本国のUndecided Recordsから再発され、追加収録されたボーナストラックでは、すでにJeffrey Moreiraがソロでボーカルを取っている。

以降、リリースごとにnew school色が薄れていき、リスナーも入れ替わっていったのは否めないが、明らかに支持層の幅を拡大していったのは事実。
サウンドも次第に、後期UNDEROATHらTooth & Nail Records周辺のemo/post hardcoreを探求していくことになる。

また、しばらくツアーサポートを務めていたBradley Graceと、ENDTHISDAYやCOMA ETERNALで活動していたBrad Cliffordが正式に加入し、5thアルバム"the tropic rot"をリリース。
現在は再始動しているみたいだが、この音源を最後に活動休止が発表されていた。


POISON THE WELL - "slice paper wrist"

 

: my collection :