2016年12月27日火曜日

Australian hardcore scene - Ⅰ (Melbourne - 2)





2010年、ボーカルにJelena Goluza嬢、ベースが"where shadows lie"時のDAY OF CONTEMPT、さらにex SAMSARAという経歴を持つ、Brett EitzenらによってOUTRIGHTは結成。

Don Furyのスタジオにてマスタリングされた7ep"dedication"以降、ギターのBrenton Leeが脱退しAllan Staceyが加入、ドラムがAaron OsborneからRory Kelaartへのメンバーチェンジを経て、フルレングス"avalanche"のリリースとなった。

どちらの音源も、自身のReason and Rage Recordsからのリリースになる。
ライクBURIED ALIVE、SINK OR SWIM。


OUTRIGHT - "live at Dropout"





こちらも2010年から活動しているCROWNED KINGSは、SWORN ENEMYや盟友DEAD MAN'S CHESTライクのmetallic hardcoreスタイル。

"wise guy"に続く"forked road"にTERRORのNick Jettを起用し、LAにてレコーディングされ、配給がDemons Run Amok Entertainmentからとなっている。

2016年は、WISDOM IN CHAINSとヨーロッパツアーを回ったり、彼らにとって飛躍した年になったに違いない。


CROWNED KINGS - "enemy"






WARBRAINのボーカルTim Carterがギターへパートチェンジし、50 LIONSのBainaがギターとボーカルを兼ねるOUTSIDERS CODE

2013年に、MIZERYやIRON MIND等も手掛けているビジュアルアーティストSam Octiganが、カバーアートを担当した"exiled from birth"を、Resist Recordsからリリースする。
modern old school/mosh coreへと展開する様は、THE PROMISEやTO KILLからの影響もあるのだろう。

またBainaは、50 LIONSのOscar McCall、WITHIN BLOODのLloyd Denovanと、HIGHER POWERとしても活動を始めている。ここのドラムは、ex DAMNATION A.D.、MOST PRECIOUS BLOODと渡り歩いたColin Kerczで、オーストラリアへ移住したんだとか。

90's NYHCを消化し、彼らの上記バンドを通過したサウンドは、IRON MIND、OUT COLD ADライク。



WARBRAIN - "at The Fitz, St Ives - 9/5/13"






まだ当時RIGHT MINDのメンバーだったPeter Gasiamisらによって、2013年に結成のBLINDEDは、Coercion Cassettesからデモ"mourn her"を出していたmetalcoreバンド。

現行で主流のエモパートを排除し、メロディーを残したサウンドは、CONFESSIONやI KILLED THE PROM QUEENの影響下にありながらも、明らかに一線を画している。

コンピレーション"life at the bottom"に参加後、DENIALとのsplit 7epがLLRとSecond Guess Recordsとで共同リリースされた。


BLINDED - "at Bluestone Church 20/3/16"
 






2014年、BLINDEDのボーカルJames Hutchinsは、RIGHT MINDのTyronne Gietzmannが始めたsocio-political/straight edge hardcoreバンド、REBIRTHのドラムとしても着任。

デビュー7ep"instincts of suffering"をLLRから、さらにカセット盤としてUKのRage Recordsが流通させ、TRIALや後期ONE KING DOWNをバックボーンにする90's metalcore styleを示した。

その後のCTW Records/LLR共同リリースの1stフル"crucible"は、近年この手のマスターピースといえる作品に仕上がっている。

また、LLRとBroken Hive Recordsが主催した、FOUNDATIONのAustralian tour 2016帯同や、Don't Need You Recordsのコンピに参加(INDECISIONのカバー"purgatory"を提供)し、知名度に伴い実力もつけてきている印象のバンド。


REBIRTH - "live at Grumpy's Green"






REBIRTHのJamesは、BORN FREEのAkiraらで編成したBROKENでも活動を始め、xLAIRxと同じライブにして、共にファーストギグを行なった。

音的には、デモとその後LLR/Second Guess Recordsからのリリースした7ep"worldwide"とでは、またちょっと違う印象を受ける。
New York hardcoreを基盤とする路線は変わらないが、old schoolからの変換期に近い音で、BATTERYやBURDEN辺りが好きな人も取り込めるサウンドだと思う。


BROKEN - "at Grumpy's Green 29/5/15"



BORN FREE - "Bendigo Hotel 2014"






MichaelとRobertが、Life. Lair. Regret. Recordsを運営する一方で結成した、duel vocals vegan straight edgeバンドxLAIRx
すでに2016年7月に解散済みで、わずか1年しか活動歴がないにしろ、与えたインパクトは相当大きかったと思う。
additional vocalsで参加した、OUTRIGHTのBrettがフューチャリングの"true justice"を含む7ep"wrath of the immaculate"が、自身のレーベルとBound My Modern Age Recordsと提携し、次々とジャケ違いで再プレスされ、コレクターへの需要の高さも伺えた。

レコーディングは、BLINDEDも手掛けたDaniel Kentによって録られたもので、CULTUREやBIRTHRIGHT、ABSENCEに通じるpure militant new schoolサウンドは、完全に時代錯誤に陥ること必至。
しかも、テープと7epのみで散るってのも当時のスタンスを狙ったとさえ感じてしまう。


xLAIRx - "at Bluestone Church 20/3/16"





まだデモサンプルレベルの音源しかないARISEだが、今後を注視する必要があるvegan straight edgeバンド。

この音源でSEPULTURAの"propaganda"をカバーしてるだけあって、バンド名の由来もそうだと思われるが、彼らのフィルターを通すと、traditional new school hardcore以外の何ものでもなくなるのは、やはりセンスの問題だろう。

声質はDAMNATION A.D.のMike McTernanに近かったりもする。そもそもEdward Jonesのソロプロジェクトっぽいが。



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2016年11月28日月曜日

Australian hardcore scene - Ⅰ (Melbourne - 1)




掘り下げれば、MINDSNAREMAD CIRCLE名義で、1993年に活動を開始した辺りに辿り着くか。
いち早くNY hardcoreテイストを取り入れ、もっと大きな括りで、SydneyのTOE TO TOEと共にAustralian hardcoreを形成したといっても過言ではない存在といえる。

MINDSNAREに改名後の1995年、"under fire"をリリース。その後、ベースのNigel Melderが運営するTrial & Error Recordsから"credulity"、そしてスプリット(w/ CONGRESS)をリリースし、ここ日本でも評価を得ていた。

2001年にはONE KING DOWN、NUMBのAustralian tourサポートや、3rdフルレングス"hanged choked wrists slit"をリリースし、不動の地位を築く。ちょうどこの頃、ALL OUT WAR化への変換期で、16分の刻みが目立ってくる。

2007年の5th"disturb the hive"が、Resist Recordsへの移籍作になっているが、4thのリリースから10年を記念し、2014年に"the death"もリプレスされた。
ちなみにこのResist Recordsは、盟友TOE TO TOEのボーカリストScott McFadyenが1996年に設立した老舗のレーベル。

そして、RINGWORMとのスプリット"your soul belongs to us"を挟み、すでに数年前に結成20周年を迎え、さらにNigelはMODERN FIDELITYというバンドを始めていて、まだ活動が衰えることはないようだ。


MINDSNARE Japan tour


MINDSNARE - "at the Arthouse 31/7/2010"






90's vegan straight edgeバンドULTIMATUMが1995年から2000年にかけて活動している。
彼らといえば、名コンピ"mother earth"に参加したことでも認知されていると思うが、単独がEPしかないのは物足りなくさえ感じてしまう。
この"self titled"以降、Tim Dywelskaが2ndギターで加入、ドラムのMichael Denovanが脱退、スプリット(w/ NOT FOR YOU)では、Bomberが叩くことになる。

どの音源も流通が良かったとは言えないが、特に後期のスプリットはINNERFACE、CONTEMPTフリークには必須のアイテムだろう。

ニュージーランドのTHE SEASONとオセアニアのシーン構築の核となり、比肩していた彼らのほか、GRIM REALITYやARMS REACH、DOWNFALLらが活動していたが、特に突出する後続バンドが出てこなかったのがシーンの実情かと。

また、ギターのLloyd Denovanは、Life Lair Regret Recordsからディスコグラフィが出ているWITHIN BLOODのメンバーでもあり、2003年からはHIT LISTとして活動を始めている。


WITHIN BLOOD - "The Iron Duke Hotel, Alexandria, 17/9/1999"


GRIM REALITY - "Iron Duke, Alexandria, 28/2/1999"



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2016年10月18日火曜日

Florida hardcore scene - Ⅳ





CULTUREのJohn Wylie、ex ONE DAY AWAYKEEPSAKEのDan Mazin、POISON THE WELLのChristopher Hornbrookらで構成された、straight edge hardcoreバンドUNTIL THE ENDが、2000年から活動を始める。
ANOTHER VICTIMや初期HATEBREEDにも比肩するサウンドに、Mean PeteとPTWでベースだった経歴を持つAlan Landsmanとのduel vocalsが拍車を掛ける、といったmosh coreスタイル。

Equal Vision Recordsから"self titled"リリース後、間もなくしてex CULTURE、RED ROSES FOR A BLUE LADYのMark Mitchellが加入し、ツインギター体制に。
Alveran Records移籍作"blood in the ink"時には、すでにAlanが脱退、Meanが単独でボーカルをとっている。
さらに2002年の3作目"let the world burn"は、Markの替わりにALL HELL BREAKS LOOSEDANCE FLOOR JUSTICEのChip Walbertが、ドラムにはex EARTHMOVERのWes Keelyを迎えてのリリースとなった。

2004年には、Meanも辞めてしまい、James McHughが加入。"the blind leading the lost"をラスト作に、2005年解散に至ったのは残念だが、主要メンバーのJohnとDan以外は流動的だったにも関わらず、一貫した音楽性はブレることはなかった。

Eulogy Recordingsからすべての単独音源が、リリース順にディスコグラフィ"from the beginning...UNTIL THE END"に収録されているので、通して聴くのもいいと思う。


UNTIL THE END - "nothing between us"



MORNING AGAIN以降を追っていくと、Kevin Byersがベースで在籍するDEAD BLUE SKY、
さらに彼が再びボーカルに戻って、ex TWELVE TRIBESのMatt Tacketと組んだ、emotional hardcoreバンドWAKING KILLS THE DREAM、そしてex CULTURE、Rich ThurstonのONE NATION UNDER等が挙げられる。

しかし、いずれもOH州拠点のバンドなので、今回はこれ以上の細かいところまでは言及しないでおく。






2012年に"reject their shame"でデビュー。今やRain Fest、This Is Hardcore Fest等のビックフェス出演やEuropean tour 2016などの場数を踏み、勢いのあるBLISTEREDは、EXTINCTIONやALL OUT WARの90's inspired metallic hardcoreを継承するスタイル。

各メンバーの活動も活発で、HARDWIREDで活動していたり、ボーカルのLennon Livesayは、2015年にギタリストとしてDRAWING LAST BREATHを結成している。
このDLBは、Coercion Cassettesからデモをリリースしていたmelodic metalcoreバンドで、ffo SUNRISE、THE YEAR OF OUR LORD。
さらにNARZISSなんかの叙情性が好きな人もイケると思う。

UKのCarry The Weigh Records移籍作、7ep"hymns of suffering"が好調なだけに、フルレングスが待たれるところ。

またすでに話題になっているが、この辺のメンバーが在籍するvegan straight edgeバンドECOSTRIKEも注目すべきだろう。
ライクEARTH CRISIS、GREEN RAGE、RAIDと称される音は、Carry The Weight Recordsのデモジャケからしても、厳格極まりないのが伝わってくる。


BLISTERED - "July 23, 2015"

DRAWING LAST BREATH - "FYA III aftershow"





Eighty-Sixed Recordsより、Don Furyがマスタリングを手掛けた"never ending lies"をリリースのDAY BY DAYは、音的にもレーベルメイトであるBRETHRENに近い印象。
UKのNeutral Words Recordsから、LPのみだった"never ending lies"に、ライブ音源を加えてデジタル化。
さらにHIGHER POWERとのEuropean tour 2016を経験し、国内外問わず活動域も広い。

同じくEighty-Sixed Recordsから、7ep"no chance in hell"をリリースしたばかりの、straight edgeバンドHIT LISTは、BLISTEREDのLennon、さらにyouth crew revivalバンドPUT IT ASIDEのJesse、Bobby J等から構成されている。
2014年にプロモとデモ"pay in blood"を出していた彼らの音は、完全に時代錯誤してしまいそうな程で、TURMOILやEXCESSIVE FORCEの古典的なリフに、ファストパートを練り込んだっていう表現が相応しいサウンド。

彼らとeast coast tour 2016を一緒にまわったCRISIS UNITと共に今後要チェック。


DAY BY DAY - "(Full Set) at The Birdhouse"

HIT LIST - "O'Malleys 12/22/15"





ライクUNDERTOWやDROWINGMAN系の90's metallic hardcoreを、アップデートさせたstraight edgeバンドAXIS
FOUNDATIONとのスプリットで、CULTUREの"pillars"をカバーしていたMEANTIMEのPatrick Chumleyらによって結成されている。

Harm Reduction Recordsからスプリット(w/SELF DEFENSE FAMILY)、そしてベネフィットコンピ"cold moon"に参加、さらに1st"show your greed"をGoodfight Musicからリリースし、この手のリバイバル系でも随一の存在感を放っている。

また一部は、DIE YOUNG (TX)のメンバーとBAND OF MERCYとしても活動しているようだ。


MEANTIME - "Daytona Beach, FL (04-03-2010)"


AXIS - " @ Epic Problem "





フロリダ北東部の都市、Jacksonvilleを拠点とするNO RESTRAINT
Bitter Melody Recordsに所属、"the branches of suffering"と、スプリット(w/DOWN IN IT)を出しているpolitical 90's influenced hardcoreバンド。
単独の7ep盤は、Bound By Modern Age Recordsとの共同リリースになる。

vegan straight edgeをライフスタイルとし、生粋のHORIZONやENDEAVORの影響下だけに、今後の動向を気に掛けている人も多いと思う。


NO RESTRAINT - "live at Burro Bar"



TampaのRAMSESは、レコーディングをすでに終えているはずなので、そろそろ新作のリリースがあると思われる。
heaviest metallic hardcoreを提示したCold Hand Recordsからのデモは、フロリダの伝説BLOODLETを始め、STARKWEATHERやCATHARSIS辺りのsludge的要素をバックボーンとしているのがよくわかる。

このデモがlimited 25だっただけに新譜が待たれるところ。


RAMSES - "full set 9.23.2016"


  


FORTY DAYS RAINのリユニオンに伴い、もうすぐディスコグラフィをリリースする、North CarolinaのBlasphemour Recordsが主催したsampler 2016。
そこに、デモ収録の"wasted life"を提供していたDRETCH
まだ駆け出しで、詳しい情報もないのだが、WISDOM TEETHのDaniel Adamsにボーカルチェンジし、地元Ocalaを拠点にコンスタントにライブを行なっている模様。

このOcalaには、OVERHEATSCATTER SHOTといったバンドが次々と湧き、活気づいている印象を受ける。


DRETCH - "set 2/28/16"



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2016年8月29日月曜日

SEEKERS OF THE TRUTH - interview




PRIMAL AGE Japan tour 2013で、Mistyの代役で来日したSylvainの本業バンドSEEKERS OF THE TRUTH。

1988年にSHIT HAPPENS名義でスタートしたというから、重鎮感ハンパない。
彼は承知の通り、PxAのThierryとABSONEを結成、一方2006年のSOTT復活作"tinman"に於いては、PxAのDimitriにベースサポートしてもらったりと、PxAとの関係性が非常に深い。

先程SOTTが、Useless Pride Recordsから"oldskull revenge"をリリースしたので、PxAやABSONE周辺についても聞いてみた。




PR> はじめに、SEEKERS OF THE TRUTHの結成経緯を教えてください。
Sylvain> Xavと俺とで1988年の12月に結成した。結成以前、彼はベーシストとして、俺は別のバンドでドラムを叩いていたんだ。
お互いのバンドが結合し、punk/hardcore styleの曲を作り始めた。ファーストギグはその5ヶ月後で、俺たちはまだ17歳かそこらだったかな。

PR> それって、SHIT HAPPENSだよね?
Sylvain> そう。でも頻繁に名前を替えてたね。毎月のように…。
SHIT HAPPENSは、rock/punkバンドに有りがちな名前だったから、混乱を避けるために、Lost & Found Recordsと契約した際に名前を替えたんだ。
バンドを始めた頃は、CRO-MAGSにすごく影響されていたから、彼らの曲名から取って、SEEKERS OF THE TRUTHに改名することにした。

PR> 他に影響を受けたバンド、SOTTがルーツとしているところは?
Sylvain> punkとmetalの中間的サウンドが好きで、DRIやDISCHARGE、CORROSION OF CONFORMITY、THE EXPLOITED、CRYPTIC SLAUGHTER、GBH、SOD、SLAYERといったバンドをよく聴いていた。
それからMINOR THREAT、SICK OF IT ALL、NO FOR AN ANSWER、UNIFORM CHOICEなんかを知ったんだ。
俺らの曲で、キッズがシンガロングするようなエネルギーを感じさせたかったし、すぐに彼らに共感することができた。




PR> 最新アルバム"oldskull revenge"のエンジニアとして、Nicolas Declèveを迎えているけど、彼との作業はどうだった?Kortrijkで実際に会ったけど、いろんなバンドを手掛けているよね。
Sylvain> 新しい音源は、もっとパワフルかつ熱情的に、そして率直なold school styleに回帰したかった。アルバムには12曲収録している。
拠点のLyonでレコーディングし、地元のバンドに頼んでシンガロングを入れてもらった。
Nicolasに関しては、Goodlife RecordingsのEdwardからの紹介だよ。彼はまじめで、何より俺らのファンでいてくれたんだ。
だから、ためらう事なく彼にコンタクトを取った。俺らの細かい要求に応えてくれて、ベストなマスタリングをしてくれたよ。俺たちの望んでいたものに仕上がったし、彼に頼んで良かったと思う。
今度南フランスで、俺らのショーの時に彼と会うことになっているから楽しみにしている。

PR> 地元のLyonにはどんなバンドがいる?hardcore sceneについても教えて。
Sylvain> Lyonには、Riot ShowsやLyon Hardcoreといった多くのショーがあって、ヨーロッパ中のバンドからUSまで、良質なバンドを見る事ができるんだ。
また、EIGHT SINSやSPLIT THE ATOM、THE AMSTERDAM RED-LIGHT DISTRICT、FOR THE LIONS、YODA RISING、SWINE PUNCHなど、多くのバンドが活動している。
Warmaudioは、hardcore/punk/metalバンドにとって、ベストなアクティブプレイスだよ。
練習するスタジオもあって、ここで今回レコーディングしたんだ。

PR> 最新作のリリース元であるUseless Pride Recordsはどんなレーベルなの?
Sylvain> ALEA JACTA ESTのギターOlivierが運営するレーベルだよ。
ニューアルバムの音源をいろんなレーベルに送った中で、一番最初に返事をくれたんだ。
彼は、Tシャツやフーディー、キャップにプリントする会社を持っているから、マーチャンを作るのも都合が良かった。すごく満足している。
9月、10月には彼のバンドや、Useless Pride Recordsのバンドとライブをする予定だよ。
 

SEEKERS OF THE TRUTH - "behind the scenes"


PR> Sylvainは、PxAのメンバーとABSONEを結成していたけど、その間SOTTは活動していたの?
Sylvain> 1999年にPxAのThierryとABSONEを結成した。SOTTは活動休止状態だったから、ABSONEにすべてのエネルギーを注ぎ込んだよ。
それからの展開は早く、split 7ep(w/ DECONTAMINATE)、Sobermind Recordsから"a last kiss before"をリリースすることができた。
ヨーロッパ各地でプレイしたけど、驚くほどフランスでのライブは少なかったんだ。ベルギーやドイツ、スイスといった海外でプレイできたのは光栄だったし、いい経験にもなった。
ただ、俺らはstraight edgeバンドだったんだけど、vegan hardlineだと思われていたようだ…。
でも2003年に、俺は新しい仕事で引越さないといけなくなって脱退したんだ。ABSONEはしばらく活動していたけど解散し、それからPxAとして再び活動を始めたようだよ。

PR> ABSONEにPxAのDimitriも加入していたよね。後期はDidierが歌ってるし。
Sylvain> そうだよ。split 7epの時は、また違うメンバーだったけど。
Jayが最初のシンガーで、ex PxAのギターSebastienがベースを弾いていたんだ。Jayは、別のバンドが多忙になった理由で辞めていった。
セカンドシンガーはDavidで、MCDの"a last kiss before"では彼が歌っている。その数ヶ月前にSebastienが辞め、Dimitriが加入したんだ。それからいくらかのショーをした後、Davidが脱退してDidierが加わった。
 

ABSONE - "deathblow"


PR> PxAのニューEPのレコーディングに、Sylvainも参加したみたいだけど?
Sylvain> 3曲とも作曲に参加したから、レコーディングに呼ばれたんだ。距離があって、なかなか会えないから再開できてうれしかった。彼らの新譜をもうすぐ聴くことができると思うよ。

PR> PxAにNOBODY'S STRAIGHTのギター2人が加入したよね?
Sylvain> NOBODY'S STRAIGHTから加入したのはFloだけだよ。セカンドギタリストで加入したBenoitは、バンドの中で一番若い。
 

PRIMAL AGE - "a fire consumes my heart" 
 
 
NOBODY'S STRAIGHT - "rien ne change"


PR> SylvainがPxAのヘルプで来日した時、受けたJapanese hardcore sceneの印象はどうだった?
Sylvain> LOYAL TO THE GRAVEやCHERISH、SLICK SCRATCH(元シンガーSaraが、俺らの新譜の"imperfections"で歌ってくれている)、CRYSTAL LAKE、DEACON、LEOPARD EYES等、いいバンドを知る事ができた。
また、ヒロのレーベルや彼の運営する渋谷のレコードショップも知っている。
ほんとに日本が好きだから、またバンドか何かで行ける事を望むし、招いてくれたことにすごく感謝しているよ。

PR> 最後に何かありますか?
Sylvain> ドウモアリガトウゴザイマシタ。
ニューアルバム"oldskull revenge"と、もうすぐリリースされるPxAのニューEPを是非聴いてほしい。
hardcore/metalシーンをサポートしてくれる、すべての日本の方々に感謝します。


https://www.facebook.com/seekersofthetruthhardcore
https://seekersofthetruth.bandcamp.com/album/oldskull-revenge
http://xabsonex.bandcamp.com/


ABSONEのbandcampを作ると言っていたから、そのうち見れるようになると思います。



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2016年8月1日月曜日

Florida hardcore scene - Ⅲ




1995年、John WylieとLouie Longが、CULTUREを脱退したDamien Moyalを誘って始めたのが、MORNING AGAIN誕生のいきさつになる。
デビュー作Conquer The World Recordsの"the cleanest war"、さらにIntention Recordsからの7epを収録した"hand of hope"が、Goodlife Recordingsからリリースされると、破竹の勢いで各国での知名度を上げていった。

さらに結成間もない1996年、JohnがNIGHT OF BROKEN GLASSなるプロジェクトを始動。1年程と活動は短かったが、Damien脱退後のスプリット(w/SHOULDER)以降、このNOBGのギターKevin Byersをシンガーとして迎え入れたことを踏まえると、貴重な経歴となっていることがわかる。
確かに、Damien在籍時の初期MORNING AGAINは、CULTURE在りきでかつ延長線上にあり、Kevin加入後の中後期の方が一般的な認識は高いのだろう。

どれだけのバンドがカバーしたかわからない粒揃いのラスト作、Revelation Recordsからの"as tradition dies slowly"は、emotional new schoolのバイブル的域まで達している。
この音源含め、LP×2枚分に収められたディスコグラフィが、2015年にDemon Run Amok Entertainmentからリリース。アートワークはDavid Quiggleが担当。


MORNING AGAIN - "July 23, 2015"
 

NIGHT OF BROKEN GLASS - "gone without love"
 




ちょっと時系を戻すが、1996年にMORNING AGAINのDamienとJoseph Simmonsは、ex CRESTFALLEN、BRETHRENのメンバーとBIRD OF ILL OMENを始める。
しかし、すぐにShane Postへボーカルチェンジしていて、Damienが歌っている音源は実は存在しない。
ライクUPHEAVAL、BLOODLETのchaotic metal hardcoreに、emotional hardcoreの要素を兼ね備えた"self,dare you still breathe?"。これは、Johnの運営するEulogy Recordingsのファーストリリースとしても広く知られているかと思う。

このBOIOが解散した1999年に、Thomas Rankineは前回触れたCRUCIBLEを結成。


BIRD OF ILL OMEN - "live at Churchills Miami"
 


一方、BOIOを脱退したDamienは、AS FRIENDS RUSTへと活動の場を移す。BOY SETS FIREにも通じるサウンドは、Doghouse Recordsとの契約も必然的に思えた。

後にThomasとJosephが加入し、大半がBOIOのメンツで占められるのだが、徐々にDAG NASTYや同郷のHOT WATER MUSICライクに変化していったのは意外だった。結果、melodic/post hardcoreの支持層をも取り込むことになる。

2002年に一旦は解散するが、2011年にリユニオン、Japan tour 2014(w/ENDZWECK)も記憶に新しい。


AS FRIENDS RUST - "coffee black"





スプリット(w/ PROMISE NO TOMORROW)を出していたAN ACRE LOSTの中心メンバー、Aryeh LehrerとRyan Primackによって1997年に結成されたPOISON THE WELL
Duane Hoseinが加入し、ツインボーカル体制となり、"distance only makes the heart grow fonder"がリリースされると、レーベルメイトSKY CAME FALLINGと共に注目を集める。
この1stEPは、本国のUndecided Recordsから再発され、追加収録されたボーナストラックでは、すでにJeffrey Moreiraがソロでボーカルを取っている。

以降、リリースごとにnew school色が薄れていき、リスナーも入れ替わっていったのは否めないが、明らかに支持層の幅を拡大していったのは事実。
サウンドも次第に、後期UNDEROATHらTooth & Nail Records周辺のemo/post hardcoreを探求していくことになる。

また、しばらくツアーサポートを務めていたBradley Graceと、ENDTHISDAYやCOMA ETERNALで活動していたBrad Cliffordが正式に加入し、5thアルバム"the tropic rot"をリリース。
現在は再始動しているみたいだが、この音源を最後に活動休止が発表されていた。


POISON THE WELL - "slice paper wrist"

 

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2016年5月31日火曜日

Florida hardcore scene - Ⅱ




1990年から1995年にかけてTampaを拠点に活動していた、90's hardcore punkバンドSCROG。何とも形容し難いサウンドだが、同世代のBORN AGAINSTやRORSCHACHなんかに近い気がする。
後に出現するバンドで例えるなら、ADVANCEの持つカオスさと、FRAMEWORKのエモーションを融合させたとでも言えばいいだろうか。

2004年突如として、New Granada Recordsから"discography"がリリースされた意味を知るすべもないが、Ebullition Records系の先駆者的位置付けで、後のREVERSAL OF MANORDER OF IMPORTANCEにも反映されているのは明らか。

このSCROG解散後、Bill RogersとJohn Allenは、mid 90's straight edgeバンドOMEGA MANを結成し、1997年にセルフで"January"をリリース。
後にNo! Recordsから再プレスされ、ライクABNEGATIONやCHOKEHOLD系の、90's chuga chuga好きには今なお支持されている。
他に音源がコンピぐらいしかなく、JohnがROMのMatt CoplonとLIGHT YOURSELF ON FIREを始めている辺り、活動期間もそんなに長くはなかったように思える。


SCROG - "both hands open"

 

OMEGA MAN - "zero tolerance / mason" 





初期CULTUREと絡むことが多かった1993年結成のTENSIONは、stomp core的要素を含む楽曲が印象深いstraight edgeバンド。
SICK OF IT ALLや108を彷彿させる一方、ベースのNick DominguezがSTRONGARMのギターとしても活動しているように、spirit-filled hardcoreっぽかったりと、一筋縄ではいかない。

元はEndless Fight Records所属で、名コンピ"over the edge vol.2"の参加をへ、Uprising Recordsに移籍。"the sickness of our age"が再発され、同レーベルからフルレングス"agent of the people"をリリースしている。
 




 
MINDFRAME解散後の1995年、Jose GonzalezとJulian Del BuenoがOUT OF SPITEのLuis Rodriguezらと結成したMiami classic hardcoreバンドBRETHREN
デモ"trapped in reality"、7ep"no regrets"に引き続き、Roundhouse Recordsからフルレングス"to live again"を出す予定だったみたいだが、結局OHEVに移籍してのリリースとなった。

時を踏まえれば、BURIED ALIVEが結成される以前。このスタイルをすでに確立させた彼らは、Miami hardcore legendsと言われる所以にもなっている。

2015年には、MORNING AGAINと共にリユニオンショー済みで、Eighty-Sixed Recordsからリマスターされたディスコグラフィー"once again"がそろそろ出るとか。


MINDFRAME - "day by day"
 
 
BRETHREN - "live at Cheers 9-29-96"

 

REVERSAL OF MAN、CLAIRMELとのスプリット、1998年にはMonument Recordsから"self titled"を出していたCEASE.は、1995年から2000年にかけてTampaを拠点に活動していた。

コンピ"east coast assault 2"の参加で知っている人も多いと思うが、フルレングスの流通が悪かった...。故に知名度を上げる妨げになっていたのは否めないが、INNERFACEやPAINSTAKEライクなevil death metally hardcoreは、一級品。

さらにOMEGA MANらと共に、フロリダのバンドを集めたコンピ"403 chaos"にも曲提供している。


 
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2016年4月26日火曜日

Florida hardcore scene - Ⅰ





Rich Thurston、Josh Williams、TIMESCAPE ZEROのStan Obalらによって1993年CULTUREは結成、間もなくJohn Wylieがギターで加わる。
classic mid 90's hardcoreを開拓したサウンドは、今日のFlorida hardcore sceneを築いたと言って、異にする人はいないと思う。

デビュー作になるShadow Recordsからの7epでは、Richがギター兼任でボーカルも務めていたが、承知の通りDamien Moyalが加入することによってCULTUREは形成されていった。
そして1995年にConquer The World Recordsから、Francis Baconジャケで知られる"born of you"をリリース。
後にGoodlife RecordingsやDemons Run Amok Recordsから再発、世代を越えた名作であったことが証明されている。

しかし、次作にあたるスプリット(w/ ROOSEVELT)のリリースを待たずしてDamienが脱退。その後一旦はLouie Longが引き継ぐ形になるが、1年も保たず、さらに後任として以前ボーカルだったMark Mitchellを再び迎え入れる。
彼が歌っている唯一の音源である、Catalyst Recordsからの7ep"deforestation"のB面曲として、"moment mori"を収録されているが、これはベネフィットコンピStones To Mark A Fire / Ceremony Of Fireにも提供した"memento mori"のイントロなしバージョン。

Markは、後にRED ROSES FOR A BLUE LADYのギターとしても活動していて、John WylieのEulogy Recordingsから"the return to melancholy"を出している。こっちはUndecided Records系とも言えるchaotic new school hardcoreだが。

CULTUREに話しを戻すと、1997年にDamienが復帰、Goodlife Recordingsと契約。
しかし、スプリット(w/KINDRED)と"heteronome"をリリースするも、間もない1998年には解散してしまう。

ちなみに"heteronome"でドラムのJason Dooleyは、ex TIRED FROM NOW ONで、DRAGBODYとスプリットを出していたCRUCIBLEへと渡り歩いた人物。いずれもライクDROWNING MAN、KISS IT GOODBYEのサウンドは、後々に存在を示す程ではないにしろ、各々当時はそれなりの評価を得ていた。


CULTURE - "live at Churchills Miami"

 
RED ROSES FOR A BLUE LADY - "Hell Fest 2001"

 
DRAGBODY - "reunion on September 5, 2014 at Will's Pub, Orlando, FL"

 

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