Sunday, November 29, 2015

UK hardcore scene - Ⅴ




INTEGRITYやSPLINTERの90's Clevo hardcoreから、CATHARSISまでをも彷彿させるWAYFARERが2006年に結成された。
ここから派生したバンドも数多く、各メンバーが現在も第一線で活動していることから、最も抑えておきたい存在なのは間違いない。

今やシーンに欠かすことのできないCarry The Weight Recordsは、2009年にメンバーのPatrick HassanとTomas Hubbardによって設立。彼らが同時期にAndy Crawleyを加えて始めた、NEVER AGAINの音源をリリースするために、立ち上げたレーベルとしての始動になる。NxAは、意外にもlate 80's Revelation Recordsのリバイバル系だった。

これは、この3人を含むSECTARIAN VIOLENCEや、後にPatがボーカルを務め、Jamie Fryeも在籍するEGO TRIPにも引き継ぎつつ、さらに時を進めたFLOORPUNCHやTEN YARD FIGHTライクなyouth crew/old schoolへと発展させていく。

またシンガーMax Bienkowskiは、STRANGE PLACESを結成し、WAYFARERの世界感を推し進めたholy terror hardcoreを再現。CTW Recordsから7epを2枚リリースしている。

その他の各メンバーも、サイドプロジェクトや新バンドへと散り、WAYFARERは2014年に終止符を打つことになる。


WAYFARER - "outbreak festival 2012"
 
 
STRANGE PLACES - "outbreak festival 2014"




 
2008年、Maxはベースへと転換し、AndyとBREAKING POINTを始める。
2015年まで活動していたが、幾多のメンバーチェンジを経ていて、彼らも例に漏れず脱退...。
後期にはFINAL RAGE、ABOLITIONのDaniel Ben Chorin、STRANGE PLACESのAndrew Fisher、ラスト作"set to burn"ではPatも名を連ねていた。

音はトータル的にSOULSTICE、EXCESSIVE FORCE辺りの90's straight edge hardcore。7epを中心に音源も結構出している。

またシンガーのLouis Gauthierは、Ajay Jonesの後任としてBRUTALITY WILL PREVAILに加入。スプリット(w/WIRETAP!)のリリース元であるPurgatory Recordsは、Ajayが運営していたレーベルでもあった。


BREAKING POINT - "power"

 

WAYFARERのJamieとPat、BREAKING POINTのDBCが在籍したFINAL RAGEも既に2014年に解散しているが、BxPとのスプリット、単独7ep"never blessed"と音源を残している。

BURIED ALIVEやTHE PROMISEに近いmosh hardcoreを根底としていたバンドで、ボーカルJamieはエンジニアとして、CTW Recordsのリリース物にはちょいちょい名前が出てくる。


FINAL RAGE - "full set (last show)"



 
 
 
ex WAYFARERのPatとAndyが在籍のxREPENTANCExは、INCITEMENTやDECADENCEなど、ヨーロッパ各地に広がるtraditional vsxeリバイバルの中でも突出した存在として活動している。

元はVo/GuのPatが発起人となり、REINFORCEDのOli McVeanを誘い、そこにボーカルとしてJohn Olleyが加入、その後Robert ScullyとAndyが加わってxREPENTANCExは形成された。

デモからすでに確立していた単音主体の構成、SLAYERの持つスピード感を投じた楽曲は、UNBORNやARISE OF JUDGEMENT、初期PURIFIED IN BLOODにも引けを取らない。

2014年には、自身のCTW Recordsから"the sickness of eden"をLP盤として、CD盤はGoodlife Recordingsと共同リリースしている。


xREPENTANCEx - "full multicam set"
 


: my collection :
 
 

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